“●覚えておきたい写真構図
①日の丸構図
最も簡単で初心者向けながら、王道の写真が撮れる構図です。日の丸のように、被写体を真ん中に置く方法です。被写体が主役となり目立ちますし、正当派の1枚が仕上がるでしょう。背景をシンプルにするが、より被写体が際立ちます。
②三分割構図
プロの写真家でもよく使う構図が、こちらの三分割構図です。プロっぽく撮影できる上に、簡単なので初心者にもオススメ。スマートフォンの画面を、縦横それぞれ三分割にして考えてください。グリッド線を出すと、やりやすいでしょう。縦と横の線が重なったところに、被写体を配置すればバランスの良い1枚が撮影できます。
③シンメトリー構図
シンメトリーとは、上下左右が対象になっていることです。上下対象、左右対象で構造を考えれば、立派なシメトリー構図となるでしょう。写真撮影の際にスマートフォンが傾かないよう、注意しなければなりません。水平垂直に撮影できなければ、シンメトリーの良さが欠けてしまうからです。
④放射線構図
奥行きのある写真、味のある写真が撮影したいなら、放射線構図がオススメです。ある1点を決めて、そこから放射線のように広がるよう撮影するのです。例えばまっすぐに伸びたトンネルなど、出口を1点としましょう。そこに向かって撮影すれば、距離感が演出できます。
⑤対角線構図
斜めの線を意識して撮影することとなります。対角線上に、被写体が並ぶよう配置しましょう。テーブルフォトなどでよく使われる撮影手法です。奥行きのある写真が撮りたいときに、役立ちます。
●スマートフォン撮影のポイント
〇ブレないようにする
どれだけ素晴らしい構図で写真撮影できたとしても、ブレてしまえばそれだけで台無しです。写真は、ブレないように撮影しなければなりません。そのためにも、脇をしっかりと締めて、肘を固定しましょう。片手ではなく、両手でスマートフォンを持つ方がいいです。肘固定は机などに置くと、うまくいきます。スマートフォン専用の三脚を使うのもオススメ。コンパクトで軽量、持ち運びにも便利でどこでも使えます。
〇グリッド線を表示する
スマートフォンの画面にグリッドを、表示させましょう。カメラの標準機能として搭載されています。グリッド線を目安に被写体を配置したり、左右対象を考えたり、水平垂直の位置が分かります。グリッド線がなければ感覚だけで撮影することとなり、後から見ると斜めになっていたとかバランスが悪かったとか、失敗の1枚になってしまうことが多いです。グリッド線があるだけでサポーターとして大活躍してくれること間違いありません。
〇あえて逆さ撮り
スマートフォンを逆さにして撮影すれば、足長効果を演出できます。人物の全体像を撮影するときに、お勧めの手法です。スタイルが抜群に良く写りますよ。また、小さな子供やペットの写真撮影もこの方法でうまくいきます。大人が上から撮影するのと全然違う、味のある良い写真が撮れるでしょう。”